Proposal — SNS × Advertising Strategy 2026
六 本 木 ・ 風 髙 木

見えない風を、
確かな一席に。

「広く知らせる」ゲームではない。知った人が必ず調べる、その"調べた先の顔"で確信させる。16席の物語を、開業初日の予約に変えるための設計図です。

Client
日本料理 風髙木(六本木・16席)
Scope
SNS運用設計 / 広告 / LP・素材制作
Phase
開業前 〜 開業直後
Prepared by 鵜飼 晃弘 | 2026.07
Account Lead — 担当責任者

飲食・物販の現場を、経営者として歩いてきた人間が担当します。

鵜飼晃弘
鵜飼 晃弘
取締役COO
2014.03
上智大学 経済学部 卒業
2014.04
オイシックス株式会社 海外事業部 マネージャー
生鮮食品の定期宅配を手掛けるオイシックスに新卒入社。香港・中国をはじめ海外市場の新規開拓を担当。
2015.10
Oisix HongKong Co., Ltd. 董事総経理(取締役社長)
海外事業の現地法人化に伴い支社を立ち上げ、現地赴任。取締役社長として海外事業の成長を牽引。
2017.02
株式会社Emoove 創業 代表取締役社長
帰国と同時に創業。訪日外国人観光客向けメディア・事業を開始し、2019年に売却しEXIT。
2019.07
株式会社Gunosy → 株式会社Grill(出向)執行役員
グノシー社とサニーサイドアップ社のJV立ち上げのためGunosyに参画。動画系新規事業の責任者を担当。
2023.03
株式会社Grill(MBO)取締役COO
両社からMBOを実行し独立。取締役COOとして会社の成長を牽引。
2025.03
StockSun 認定パートナー
店舗・ECなど物販領域の専門家として、商品開発からマーケティング施策を中心に支援。
Executive Summary — ご提案の要旨(結論から)

認知を「広げる」より、調べた先で
「確信させる」設計に投資する。

高級16席の予約は"知った量"では決まりません。名前を知った人はほぼ全員が調べ、そこで世界観が伝われば予約に、伝わらなければ離脱する。だから勝ち筋は — 見えない風を、確かな一席に。

① コンセプト再定義

売るのは"認知"ではなく、発見された瞬間の確信。「風」の世界観を全接点に通す。

② 二層で連動

SNS="顔"を整え確信させる面、リスティング="今すぐ客"を刈り取る面。役割を分けて連動。

③ 再現できる型

グリッド→撮影→動画→LP→出稿。開業前に受け皿を固め、初日から予約が入る状態へ。

④ なぜ私たちか

飲食・物販を経営者目線で歩いた実行集団。制作と運用を分断せず一気通貫で伴走。

Key Insight

ゴールは「予約ページへ誘導できる状態」。そのために広告の前に"調べた先の顔"を作り切る——これが本提案の背骨です。

Strategy Overview — 戦略全体像

飲食マーケの3段を、"調査"の受け皿から先に固める。

認知 → 興味・調査 → 予約・来店。勝負を分けるのは真ん中の「調査」段。ここを整えた上で、商圏を絞った二層の広告で送客します。

01

認知

「新しい日本料理店ができる」
受賞シェフ独立のストーリー

02

興味・調査

SNSで世界観を確認
食べログ/MAPで口コミ確認

03

予約・来店

予約サイト・電話へ
開業初日から席を埋める

SNS面"そのうち客" × 顔づくり
固定グリッド3枚で世界観を固定 商圏1–2kmへブランディング動画 遷移先=プロフィール/ポータル
検索面"今すぐ客" × 刈り取り
六本木 × 会食/日本料理 独自ドメインLPで受ける 食べログ・予約サイトへ接続
Key Insight

SNSは"接触を増やす面"ではなく"LP的な顔の面"として機能させる。ブランディング上、攻めた発信がしづらい高級店の制約を、逆に武器に変える設計です。

Communication Concept
見えない風を、確かな一席に。

「風」は追いかけて掴むものではなく、感じさせるもの。マーケティングも同じ。広く追うのではなく、たどり着いた一人に、世界観を深く届けて確信させる。目には見えない風のような感覚を一皿に——その物語を、全接点で一貫して伝えます。

感じさせる

説明より、世界観。器・炭火・季節を"体感"として見せる。

もてなす

店主自らが迎える特別な空間を、発信の主語にする。

確信させる

調べた先で「ここだ」と思わせ、予約の一歩を後押しする。

Awareness — 認知を増やす3つの打ち手

認知は3つの打ち手で増やす。
ただしそれぞれ役割と限界が違う。

「まずは認知を増やす」——その手段は大きく3つ。高級店ならではの向き・不向きを踏まえ、"できること"と"見極め"を分けて使い分けます。

01

SNSを伸ばす

接触を増やす面ではなく、"顔"の面

できること
  • 世界観を蓄積し、調べた人を確信させる"LP的な顔"として機能させる
  • 開業前からフォロワー=将来の見込み客を育てられる
見極め
  • ブランディング上、攻めた発信はしづらい(バズ狙いは世界観を壊す)
  • だから"リーチを稼ぐ面"としては期待しすぎない
02

広告を出稿する

WEB広告 と インフルエンサー

WEB広告(SNS広告・検索広告)
できること
  • 商圏とターゲットをしっかり絞れば、継続的な接触と認知効果が見込める
見極め
  • 予約までの動線が複雑化しており、正確な効果計測は難しい
  • あくまで"認知広告"という立ち位置での理解が必要
インフルエンサータイアップ
できること
  • やるなら質重視で数を絞る方向で間違いない
見極め
  • 高級店はインフルエンサー施策と相性があまり良くない(量産型は逆効果)
03

食べログ・MEOの順位向上

ベストだが、後から付いてくるもの

できること
  • 順位が上がれば最も強い認知・集客の柱になる(これがベスト)
見極め
  • 事前に伸ばすのは難しく、後から付いてくるもの(来店と口コミの蓄積で育つ)
  • 開業初期は"顔"と"送客"を優先し、順位は中期の育成対象に
Key Insight

今回の主軸はSNS(顔)+ WEB広告(商圏を絞った認知)。インフルエンサーは質で絞り、食べログ・MEOは開業後に育てる——役割と順番を分けるのが、限られた初期予算を無駄にしないコツです。

User Journey — 接触後の行動が複雑化している

知った人は、すぐ予約しない。まず"調べる"

SNSや広告で店を知ったユーザーが、そのまま即予約する割合は多くありません。実際に多いのは、次の2つの"調べる"行動です。

① SNSで「どんな店か」調べる

Instagramのプロフィール・投稿・グリッドで世界観と信頼感を確認する。ここが"顔"。整っていなければ、この時点で候補から外れます。

② 食べログ・Google MAPで口コミを調べる

第三者評価で失敗リスクを確認。ただし口コミ・MEO順位は"後から付いてくるもの"。開業前に狙って伸ばすのは困難です。

だから

広告経由の直接の予約効果を明確に測ることは困難——だからこそ、SNSは"お店の顔"として先に整えておくことが最重要。送客した人が必ず立ち寄る場所を、美しくしておきます。

PART 01

SNS ── "顔"を整え、世界観で確信させる。

接触を増やす面ではなく、たどり着いた人を確信させる"LP的な顔"として設計する。

Tactics 01 — Instagramプロフィール整備

最初の3枚と世界観で、プロフィールを"顔"に仕上げる。

開設済みのInstagramを、送客の受け皿として機能させます。開業前から料理・カウンター・器・食材を発信し、フォロワーを"将来の見込み客"として育てます。

固定グリッド3枚(必須)

プロフィール上部に世界観を一目で伝える3枚を固定配置。訪れた瞬間に「風髙木らしさ」が伝わる第一印象を設計します。

世界観の伝わる写真・動画

炭火焼・季節のおまかせ・器・カウンター・店主のもてなし。"見えない風"を感じさせるトーンで統一した投稿を積み上げます。

開業前からの見込み客育成

開業前の発信でフォロワーを蓄積。オープン時に「待っていた人」へ一斉に届く状態を作り、初日予約の母数にします。

参考事例 — "顔"が整ったプロフィールとは
世界観の統一と、予約への導線。目指す到達点を、実在アカウントのプロフィール設計で示します。
世界観で統一されたInstagramプロフィール事例
世界観グリッド
暗めのトーンで統一された"顔"の完成形

料理・店内・器を陰影のあるトーンで統一し、固定投稿でブランドを一目で伝える。フォロワー数の多寡ではなく、世界観の濃さで選ばれる設計です。

  • グリッド全体のトーン&マナー統一
  • 固定投稿で第一印象をコントロール
  • ハイライトで店舗・世界観を整理
予約導線が設計されたInstagramプロフィール事例
予約導線
プロフィールから予約まで最短で繋ぐ

ハイライトを"予約ボタン"化し、プロフィール文で予約開始日と受付リンク(TableCheck等)を明示。調べた人を、そのまま予約へ滑らかに送ります。

  • ハイライト=予約ボタンとして活用
  • 予約開始日・受付方法を冒頭に明記
  • プロフィールリンクを予約に直結
Point

フォロワー"数"の絶対値を追うのではなく、プロフィールに来た人の確信率と、指名検索・予約への接続を最重視します。数より、顔の完成度です。

Tactics 02 — SNS広告(Meta / Instagram・Facebook)

商圏1–2kmに絞って、ブランディング動画をブロード配信。

六本木を中心とした商圏1〜2km圏内へ、世界観を伝える動画広告をブロード配信。継続的な接触で"そのうち客"を掘り起こします。あくまで認知広告という立ち位置での運用です。

商圏1–2kmへ絞る

六本木駅周辺の生活・勤務・来訪エリアに配信を集中。無駄打ちを抑え、継続接触で名前を刷り込みます。

世界観のブランディング動画

炭火・季節・カウンターの臨場感を短尺動画で。撮影素材を使い、"風"のトーンで統一した認知クリエイティブを制作します。

遷移先=顔 or ポータル

遷移先はInstagramプロフィール、または食べログ・一休の予約ポータル。送った先が"顔"だから、離脱せず確信に繋がります。

Key Insight

SNS広告の役割は「継続的な接触と認知」。実際の予約までの動線は複雑で正確な効果計測は難しいため、直接CVではなく指名検索・保存・プロフィール到達で効きを判断します。

PART 02

検索 & リターゲ ── "今すぐ客"を刈り取る。

会食の店を今まさに探している顕在層を、エリア×目的のキーワードで確実に捕まえる。

Tactics 03 — リスティング広告(Google検索)

六本木 × 会食/日本料理を、独自LPで受け止める。

配分希望の最大枠(50%)。SNS広告と同様にエリア商圏を六本木駅から1〜2km圏内に絞り、「会食」「日本料理」などのキーワードとエリアを掛け合わせて出稿します。

キーワード設計

「六本木 日本料理」「六本木 会食」「六本木 接待」「六本木 記念日」など、エリア × 目的で顕在ニーズを面で押さえます。今まさに探している人だけに当てます。

遷移先=独自ドメインのLP(必須)

検索広告の受け皿には独自ドメインのLPが必要。世界観中心のブランディングLPを制作し、そこから食べログ・予約サイトへ滑らかに遷移させます。

導線検索 → LP → 予約
六本木×会食/日本料理で検索 独自LPで世界観を体感 食べログ・一休で予約確定
Point

検索広告は"今すぐ客"を逃さない刈り取り施策。LPという受け皿を先に用意しておくことが前提条件です。LPは素材が揃う前でも、簡易版を先行制作できます。

Media Mix — 媒体予算配分の考え方

配分をシンプルに整理し、Meta 60 / Google 40に集中する。

リターゲティングは初期の主軸から外し、認知(Meta)と刈り取り(検索)の二層に予算を集中。効果の輪郭が見えやすい、シンプルな配分にします。

60%

Meta広告(Instagram・Facebook)

認知と"顔"への送客の主軸。商圏1–2kmへブランディング動画をブロード配信し、世界観で潜在層を確信へ近づけます。

40%

Google検索広告

"今すぐ客"の刈り取り。「六本木 日本料理」「六本木 会食」等を独自LPで受け、食べログ・予約サイトへ接続します。

Key Insight

まずは認知(Meta)と刈り取り(検索)の二層に集中し、勝ち筋を見極めます。リターゲティングは配信が回り、母数(サイト訪問・動画視聴)が溜まってから任意で追加できるので、初期は迷わずこの2媒体に寄せます。

Expectation Design — 期待値の設計

インフルエンサーとMEOは、"やり方"と"順番"を間違えない。

インフルエンサー ─ 数より質

高級店はインフルエンサー施策と相性が良いとは限りません。やるなら質重視で数を絞る方向で間違いなし。世界観を壊さない起用に限定します。(御社の方針とも一致)

食べログ・MEO ─ 後から付いてくる

口コミ・MEO順位の向上が理想ではあるものの、事前に伸ばすのは難しく、来店と口コミの蓄積で後から付いてくるもの。開業初期は"顔"と"送客"に集中し、順位は育成対象と位置づけます。

Point

「今すぐできること」と「後から付いてくること」を分けて期待値を握るのが、初期投資を無駄にしないコツ。まずは受け皿と送客、口コミ・MEOは中期の果実です。

Creative — 完成イメージ(試作ゾーン)

"見えない風を、確かな一席に。"
世界観を、具体物で見せます。

発注前の最大の不安は「本当に良いものが出てくるのか」。撮影後に差し込む制作物のイメージを先にお見せします。(下記は仕上がりの枠。撮影素材の格納後、実画像に差し替えます)

LP完成イメージ & ブランディング動画

世界観中心のブランディングLP。上から下へ"風の物語 → 料理 → 店主 → 予約"の順で構成し、独自ドメインで公開。SNS・検索広告双方の受け皿にします。

1
風のオープニング

世界観コピーで惹き込む

2
受賞シェフの物語

都知事賞・独立ストーリー

3
炭火 × 季節のおまかせ

料理の世界観を体感

4
16席・カウンター

特別な空間と設え

5
店主のもてなし

自らが迎える価値

6
予約オファー

食べログ・一休へ接続

完成イメージ
LP 縦長モック
lp-mock.png を後差し
試作

全接点の底に「見えない風を、確かな一席に。」を通します。LP・動画・広告バナーのトーンを一つの世界観で統一するから、どこで出会っても同じ確信が生まれます。

Roadmap — 3フェーズ実行スケジュール

開業のスケジュールに合わせ、"受け皿 → 送客 → 育成"で進める。

「オープン日から予約が入る状態」というゴールに向けて、開業前に受け皿を固め切ります。

Phase 01
受け皿構築
開業前
  • 固定グリッド3枚制作
  • 素材撮影(店内/料理/人)
  • ブランディング動画制作(3本)
  • 独自ドメインLP制作
Phase 02
送客開始
開業直前 〜 直後
  • SNS広告 商圏1–2km配信
  • 検索広告 六本木×会食/日本料理
  • 初月の予約充填を最大化
Phase 03
最適化・育成
開業後 〜 中期
  • 指名検索・保存の推移を検証
  • 勝ちクリエイティブへ予算集中
  • 口コミ・食べログ/MEOを育成
  • 予算の傾斜配分を最適化
安心材料

Phase 1のみで効果が見えなければ、以降の投資は不要です。開業前の受け皿づくりだけでも、SNSの顔とLPという資産は手元に残ります。

Production Flow — 進め方(制作フロー)

SNSとリスティングを主軸に、5ステップで一気通貫。

制作物を作り、それを使って広告を出稿するまでを一つのチームで進めます。素材が揃う前でも、LPは簡易版から着手できます。

① グリッド制作

Instaの"顔"となる固定3枚を先行制作

② 素材撮影

店内・料理・人を世界観トーンで撮影

③ 動画広告制作

撮影素材でブランディング動画3本

④ LP制作

世界観中心LP(簡易先行→本制作)

⑤ 広告出稿

SNS&リスティングで送客開始

Point

撮影した素材は、グリッド・動画・LP・広告バナーへ横展開して使い回すから、1回の撮影投資が全接点で効いてきます。制作と運用を分断しない体制の強みです。

Service & Pricing — 提案プラン & 料金

受け皿の制作は小さく始められ、運用は成果連動。

必要な施策だけを選んで着手できます。まずは"顔"とLPから、開業スケジュールに合わせて組み立てます。

CORE
独自ドメイン LP制作
世界観中心・ブランディング用途。SNS/検索広告の受け皿。
¥20,000 〜 / 1本
CORE
撮影 + 広告用動画制作
店内/料理/人の撮影と、ブランディング動画の制作・編集。
¥100,000
Instagram 固定グリッド制作
プロフィールの"顔"となる3枚(合計)。
¥15,000 / 3枚
広告運用
SNS & リスティングの設計・運用・改善。
媒体出稿額の 20%

必要な施策だけ小さく始められる

撮影内容・機材で柔軟に調整

月次レポートで指標を可視化

Point

動画制作・編集は1本2万円〜(撮影内容・本数により変動)。まずはLPとグリッドから着手し、開業日から逆算して必要なものを順に揃える進め方が可能です。

Next Step — ご一緒できること
見えない風を、確かな一席に。

「六本木に、受賞シェフが独立した新しい日本料理店ができる」。その物語を、調べた先で確信に変え、開業初日の予約へ。まずは"顔"とLPから、開業スケジュールに合わせてご一緒させてください。

Prepared by
鵜飼 晃弘
取締役COO | 六本木 風髙木 SNS × 広告 ご提案 2026.07
CONFIDENTIAL
六本木 風髙木 | SNS × 広告 ご提案 | 2026.07